絶滅の恐れがある野生生物のやり取りをするために使う国際的なルールです。
人間は古来から動物を捕って、それを食料として食べて空腹を満たし、衣類に変え寒さを凌いできました。人間にとって動物の存在はなくてはならないものです。しかし今現在、その動物を捕りすぎた結果、たくさんの動植物がすでに絶滅してしまった、または絶滅の危機に瀕しています。
そこで、国内と国外の動植物をやり取りするルールを決める必要がでてきました。なぜなら、動植物は輸入・輸出をするため、あらゆる国に共通した取り決めが必要だからです。
1973年、アメリカのワシントンで、絶滅の危険がある野生動植物を国同士が輸出入する場合のルールを設けることが決まりました。これがワシントン条約です。
正式には「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」です。
2005年9月末日現在、日本を含む169の国々が、この国際条約を守ることを約束しています
ワシントン条約には、国同士の取引を制限する必要がある野生生物のリストが付いており、このリストを「附属書」といいます。「附属書
I 」「附属書 II 」「附属書 III
」の3つに分かれていて、附属書ごとにどのように制限されるかが決められています。附属書に載っている動物については、生きている状態での取引だけでなく、その生き物の肉や皮や骨などの取引も制限されています。
当工房が使用しているダイヤモンドパイソンは「附属書U」に載っています。これは国同士の取引を制限しないと将来絶滅の危機に瀕する動物にあたる分類です。仕入れに関してはもちろん許可を得た業者から仕入れておりますが、附属書が意味することを謙虚に受け止め、もし万一将来的にダイヤモンドパイソンが「附属書T」に分類された場合は当工房においても、もちろん使用を禁止せざるを得ません。
忘れてならないことは共存共栄の精神を持つことだと思います。現在絶滅の危機にある動物も、より小さな動物や植物の命をもらって生きているのです。あまり大きな事は言えませんが、これからもこの条約の意味するところを忘れずに仕事に取り組んでいきたいと思います。
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